浄化槽使用者の皆様へ

使用者の皆様へ

安全な「浄化槽」の「使用上の注意」
お読みの上、正しくお使いください。

  1. 消毒剤による発火・爆発・有害ガス事故防止
    1. 消毒剤は強力な酸化剤です。
      消毒剤には、有機系の塩素剤と無機系の塩素剤の2種類があります。
      これらを一緒に薬剤受け(薬筒)に入れないで下さい。
      • 留意:有機(イソシアヌル酸)系の塩素剤には、商品名:ハイライト、ポンシロール、メルサン、マスター、ペースリッチ、などがある。
    2. 消毒剤の取扱に際しては、目・鼻・皮膚を保護するため、ゴム手袋、防毒マスク、保護メガネなどの保護具を必ず着用して下さい。
    3. 消毒剤を廃棄する場合は、販売店などにお問い合わせ下さい。
      発熱・火災の危険がありますので、消毒剤はごみ箱やごみ捨て場に絶対捨てないで下さい。
      • 留意:消毒剤の取扱上の詳細な注意事項は、現品の包装材に記載されていますので、お読み下さい。

    これらの注意を怠ると、発火・爆発・有害ガスの生ずるおそれがあり、また、これらにより障害を生ずるおそれがあります。

  2. 感電・発火事故防止
    1. ブロワのカバー・制御盤の扉は、開けないで下さい。
    2. ブロワ・制御盤の近く(50cm以内)には、ものを置かないで下さい。
    3. 電源コードの上には、ものを置かないで下さい。
    4. 電源プラグは、ほこりが付着しやすいので、1年に1回以上は清掃して下さい。
    5. ブロワ・ポンプ・制御盤などの電気機器が故障した場合は、維持管理業者または、専門業者に連絡し、修理して下さい。

    これらの注意を怠ると、感電・発火の生ずるおそれがあります。

  3. マンホール・点検口等からの転落・障害事故防止
    1. マンホール・点検口の蓋は、必ず閉めて下さい。また、ロック機構のあるものは、必ずロックして下さい。
    2. マンホール・点検口の蓋のひび割れ・破損などの異常を発見したら、直ちに取替えて下さい。
    3. マンホール・点検口の蓋には、子供にさわらせないで下さい。

    これらの注意を怠ると、転落・傷害の生ずるおそれがあります。

  4. 荷重による器物破損・障害事故防止

    通常の埋設工事を行なった浄化槽の上には、車などの重量物をのせないで下さい。
    車などがのる場合は、特殊工事([1]マンホール蓋は、安全荷重を考慮して選定する。[2]支柱などを補強する。)が必要になりますので、専門の工事業者にご相談下さい。

    これらの注意を怠ると、器物破損・障害の生ずるおそれがあります。